このページの本文へ

日本のユニークな就職活動

日本での就職活動は他の国々と違う点がいくつかあります。新卒の採用は通年ではなく採用時期が限定されていること、独自の選考方法や身だしなみなど、日本での就職を希望する場合に知っておくべきユニークなポイントをまとめました。



ユニークポイント① 春に一斉に入社
日本企業の多くは4月を年度の始まりとしています。学生たちは3月に学校を卒業し、4月に一斉に入社してビジネスマナーや会社についての研修を受けます。秋からの入社が可能な会社もありますが、多くが留学等の事情で4月入社が叶わなかった人に向けた限定的なものです。

<概要スケジュール>     ※これに沿わない会社もあります

大学3年生(夏頃~)  インターンシップ(個人差あり)

大学4年生(春頃~)  試験・面接(集団/個人)

          (6月頃~) 内々定が出始める(時期は企業により異なる)

卒業(3月)まで   【企業関連】事前課題/事前研修など 

                      【学生生活】論文/研究や卒業旅行など



ユニークポイント② 身だしなみのルール
個性は外見ではなく中身で出すのが日本式です。男女ともに髪は派手な色にせず、なるべく地毛に近い色にしましょう。スーツも黒・紺・グレーなどの落ち着いた色が好ましいです。

髪の色、髪型、服装、女性はメイクまで、日本の就活では気にした方がいいことがたくさんありますが、身だしなみで大切なのは、清潔であること・健康的であること・機能的であることです!清潔感のある身だしなみで、企業に明るい印象を与えられるといいですね。

ユニークポイント③ インターンシップ
インターンシップとは、学生が興味のある企業などで実際に働くことのできる、企業が提供する職業体験プログラムのことです。実際の業務や働く環境の体験を通じて、業務内容や働くことへの理解を深めることを目的としており、最近では実施する企業が多くなっています。

インターンシップの期間は1日~1か月程度のものが多く、大学の夏休みや春休みを利用するのが一般的ですが、数か月にわたる長期インターンシップもあり、大学の授業との折り合いをつけながら参加している学生もみられます。

インターンシップはその企業について知ることができるだけでなく、その経験は自身の成長にもつながり、就職活動において役立つこと間違いなしです!機会があれば、ぜひ参加することをオススメします!


ユニークポイント④ 企業説明会
春になると各企業は企業説明会を開催します。これには単独のものと合同のものがあり、単独の説明会であれば所要時間は2時間程度で、事業の説明や部署の紹介および先輩社員の一日など、学生たちがその会社で働く日々をより具体的にイメージできるように詳しく説明してくれます。複数社による合同説明会では、各社30分程度の短い説明ですが、一日で何社もの話を効率良く聞くことができます。それまで知らなかった企業と出会ったり、実際に企業で働いている人に直接話を聞けたりする貴重な機会です。どちらも参加は無料なので活用してみてください。


ユニークポイント⑤ テスト
大手の企業は膨大な候補者から自社で求めている能力/性格を持っているかを効率よく見るためにテストを行います。私的なテストと公的なテストがあり、公的なテストの代表例はリクルート社によるSPIテストです。テストは自宅で受験できるものと、自宅近辺のテストセンターに受験に行くものとがあり、基本的に会社側から指定されます。テスト内容は大きく国語、算数、英語、ロジックや性格診断などがあります。


ユニークポイント⑥ 選考
日本での就活では履歴書が必須です。履歴書とは、学業や職業の経歴など、自身の状況を記載する書類のことで、企業の選考に使われます。会社によっては履歴書を手書きで提出する場合もあります。履歴書には経歴だけでなく、学生時代に力を入れたことや自己PRの欄もあるので、アピールしたいことを上手に盛り込むことが重要です。

また、ユニークな選考として、グループディスカッションがあげられます。これは組織の中でどのように振舞うかを見るために行われるもので、会社側に提示された話題について5~8人の学生たちで議論を行います。進行役や書記、発表者などをその場で決め、グループのチームワークが問われます。



以上、日本でのユニークな就職活動のポイントを紹介しました。慣れない言葉や文化の中での就活は分からないことや不安なこともあると思いますが、そんな時は、学校や一般のキャリアサービスを是非活用してみてください!


神戸市(兵庫県)での就活支援サービス
WORK in KOBE
KOBE JOB PORT
神戸市海外ビジネスセンター
大学コンソーシアムひょうご神戸
兵庫労働局