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神戸で住むなら・・・一人暮らし! ~後編~

中編に戻ります


#3.一人暮らし。

おそらく、一番人気があるライフスタイルと思われる、一人暮らしのタイプについて紹介したいと思います。
神戸国際大学経済学部の4年生のボグダン・カザクさん(モルドバ出身)は来日して、最初は中国の人と2人で2Kの部屋を借りていたそうです。


最初のお部屋はどんなお部屋でしたか?

普通の2Kで、WCとキッチンは共用でした。神戸に来る前に、大学の担当者と相談して、部屋探しを手伝ってもらいました。デジタルパンフレットを送ってもらって、好きなのを選びました。
部屋には家具や食器類などがなかったので、まず必要なものを買う必要がありました。私の部屋は3畳(2m×2.5m)ほどの広さだったのですが、ロフトベッドを買って、下にテーブルを置きました。そして、冷蔵庫も部屋の中に置きました。部屋の真ん中から何でも手が届いて『スマートハウス』と呼んでいました。狭いのに、自分のバルコニーがあってとてもいい部屋でした。


どうして引っ越すことにしたのですか? 引っ越しで気になったことは?

礼金や敷金を返してもらえるように、一年間半暮らさないといけませんでした。部屋を借りるとき、契約期間が決まります。早めに転居すると、1~2か月分の家賃に相当するペナルティーを課されます。
時間が経つにつれて本や家具などが増えて、狭くなってきたので、引っ越しすることにしました。近くに安いスーパーがあって、前の部屋より広い部屋を探していました。


お部屋の中


お部屋探しは難しかったですか? 時間がかかりましたか?

好きな部屋を見つけるには結構時間がかかります。半年ぐらい部屋を探していましたが、いい部屋がなかったからではなく、よく考えて、詳しく調べていたからです。まず、インターネットでデジタルパンフレットを見てどんな住まいがいいかなどを決めて、いろいろな不動産屋に行きました。日本で部屋を借りるには不動産屋を通さなければなりません。契約を結んだ後、2~3日で入居しました。友達が荷物を運ぶのを手伝ってくれました。


引っ越しに必要な書類は?

基本的に、必要書類などはどこでも一緒で、在留カード、日本の電話番号と保証人の情報。保証人というのはあなたが家賃を支払えなくなった場合、あなたの代わりに家賃を支払う人です。保証人がいないと、日本では賃貸で家を借りることがほとんどできません。


では、留学生の場合、だれが保証人になってくれますか?

例えば、入学する大学です。そのほかには、保証会社を活用することです。まず、不動産会社に聞いてみてください。


住まいの選択で、節約するためには? 

それは人によりますよ。安い家賃の部屋にするか大学に近い部屋にするか、何を優先するかを決めなければいけません。残念ながら、引っ越しには初期費用がかなりかかりますね。家賃の他には手数料や礼金・敷金などもあるので、どんな不動産屋でも初期費用で3~4か月分の家賃が必要になります。
何とか家賃を節約したい場合、訳アリの部屋もお得です。今そんな部屋を借りています。不動産屋とじっくり話をして、紹介してもらいました。不都合があっても、私にとっては普通に暮らせる部屋なので、満足しています。


マンションの外側


神戸市で留学を考える外国人にアドバイスをお願いします。

大学によっては、不動産屋と連携していて、学生証を見せるとディスカウントしてもらえる場合があるので、まずは大学担当者に聞いたほうがいいと思います。
そして、安い家賃のエリアなどをインターネットで簡単に調べられます。不動産屋はたくさんあり、強みも様々です。行って、よく聞いてください。私自身はSuumo.comホームページで探しました。
日本のマンションには一般的に家具はついていません。家具がついている部屋の家賃はすごく高く、自分で買ったほうが安いと思います。例えば、フェイスブックにKobe Sayonara Sale というページがあり、中古品が買えます。街にも普通のセカンドハンドのお店があります。新しいものを買いたかったら、ニトリというお店がおすすめです。値段はセカンドハンドよりもちろんちょっと高いんですけど、品質はとてもいいです。IKEAというお店もあります。



ボグダンさん、誠にありがとうございました。

みなさんが神戸でお部屋を探すことになったら、ボグダンさんの話を参考にして、いいところを見つけて下さいね!