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充実した社会人生活のカギ!休暇・福利厚生を知ろう



働くことは大事ですが、心身の健康のためには適度な休息やリフレッシュも非常に大切です。特に海外からの留学生の場合は会社になじめるか、共通の趣味を持つ人とはどうすれば出会えるのかといった不安を持つ方も少なくありません。本記事では日本企業での休暇や福利厚生ご紹介しながら、日本で楽しく充実した就労生活を送る秘訣に迫ります!


1.休日はしっかりと「休む」
日本の休暇制度に関しては、企業によって差はありますが法律上は1日8時間の労働で年間105日の休日が定められています。ほとんどの企業が週休2日としているので年間120日前後のお休みがあります。また、会社側で定められた休日とは別に、社員が自分のタイミングで取得可能な「年次有給休暇」があります。会社での勤務一年目は年間10日、2年目は11日と増えるような仕組みです。これらは権利として与えられているものなので、遠慮せずにしっかりと活用しましょう。

近年の法改正により、10日以上の年次有給休暇を持っている従業員には年5日の休暇の取得が義務づけられました。これは外国人であっても当てはまりますので、労働環境で困ったことがある場合は専門家に相談してください。

厚生労働省が各都道府県に総合労働相談コーナーを設けていて、外国人労働者に向けて他言語での相談も可能です。
兵庫県の総合労働相談コーナー



2.風邪や体調不良時は無理をしない
体調が悪い中で無理をすると、パフォーマンスが低い期間が長引いてしまいます。そんな時は、しっかり休養をとって身体を休めましょう。ただし、海外諸国とは違って、日本では体調不良による欠勤も年次有給休暇から取得するのが一般的という点には注意をしましょう。入院を伴うような病気やケガに関しては積み立て休暇が使えるなど、扱いが異なる場合が多くありますので、病気やケガが起きてしまったあとにトラブルにならないように雇用契約書は事前に注意して読みましょう。

3.年に3,4回の大型連休の活用
一般的な会社の長期休暇は年に3,4回あります。4月末~5月頭のゴールデンウィーク、8月中旬のお盆、年末年始が全国的な連休です。その他、会社によっては自分のタイミングで5日連続休暇の取得を義務づけている会社もあります。
また、日本ではコンビニエンスストアやスーパー・百貨店を中心として、年中無休で営業を行っているサービスも数多く存在します。そういった業種では大型連休以外のシーズンに代わりの連休取得を奨励する場合もあります。家や温泉でゆっくりしたり、少し遠くに足を延ばしてみたり。連休だからこそできることをするのもオススメです。



4.福利厚生サービスを活用する
企業によって多少の差はありますが、近年は特に福利厚生面に力を入れている会社が多くなってきました。雇用保険や健康保険、国民年金保険など、企業として実施すべき基本的な制度は法定福利厚生と呼ばれて会社間での差はあまりありません。一方で、法定外福利厚生には住宅手当や家賃補助、交通費の支給など自社で提供できるものから、リラクゼーション・レジャーなど外部のサービスを活用する場合もあります。ワークライフバランスを重視する傾向から、こうした福利厚生はますます注目されています。こうした制度は積極的に活用してください!

5.ボランティアやコミュニティ活動
会社によっては、社内で小規模のコミュニティを有するところがあります。スポーツやアートなど、共通の趣味をもった人が集まり、交流を深める場です。また、社内のみならず地域単位でも、様々なコミュニティが存在します。神戸市においても地域団体や各種の同好会など様々な活動をしている団体がありますので、ぜひ積極的に参加をしてみてください。趣味や友人との交流は、きっと良いリフレッシュとなります。


特に慣れない言葉や言語の中で働くことは、決して簡単なことではありません。自身の心身の健康のためにも、ONとOFFをうまく切り替えることが重要かもしれません。社内外にある様々なサポートを活用して、ぜひ充実した社会人生活を送ってください!Kobe study abroadNOTEBOOKでは今後も日本での留学や就職に関する情報をどんどん発信していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!