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日本留学の夢を叶えよう!外国人向けの奨学金

入学金や授業料、住宅の契約や生活用品の準備など、新生活を始める際には様々なことに費用がかかります。それが海外への進学となると、加えて渡航費や事務手続きに必要な費用も発生します。未来ある学生たちが金銭的な理由で留学を諦めなくて良いように、日本では公的・私的な機関が留学生に向けて様々な奨学金制度を提供しています。

今回、Kobe Study Abroadでは、神戸に留学したい学生が検討できる奨学金について、少し詳しくご紹介いたします。



KSAのこちらのページに大まかに紹介していますが、神戸に留学したい学生が検討できる奨学金は、大きく五種類があります。

・文部科学省MEXTの奨学金
・海外留学支援制度(協定受入)奨学金
・文部科学省の留学生受入推進プログラム
・地方自治体・国際交流団体の奨学金
・学校独自の奨学金、授業料減免制度

以下で、それぞれの特徴を見ていきましょう。


1.文部科学省MEXTの奨学金
日本政府が出している国費の奨学金です。世界各国の在外公館から推薦を受けて文部科学省へ応募する方法と、日本の大学から推薦を受けて文部科学省へ応募する方法の2種類があります。推薦方法および種類によって支給額等は異なりますが、入学金や授業料などは文部科学省が負担し、10万円前後の月額の支給があるので、日本での留学費用をほとんどカバーしてくれます。2020年のレポートによると、世界各国からの留学生279,597人のうち国費留学生は8,761人です。申請方法など詳細の情報を知りたい方は、自国の日本大使館(国によっては総領事館)または留学を希望する日本の学校に問い合わせてください。

2.海外留学支援制度(協定受入)奨学金(英語サイトはコチラ
日本の学校と協定をもった大学等に在籍する留学生が1年以内のプログラムに参加を希望する際、経済的な理由により自費のみでのプログラム参加が困難な方に向けて支給される奨学金です。月額80,000円が8日以上12か月以内の間で受けられます。日本へ来てからの申し込みが出来ず、学生交流に関する協定を締結した受け入れ大学等に在籍していることが条件です。



3.文部科学省の留学生受入推進プログラム
https://www.studyinjapan.go.jp/ja/planning/about-scholarship/
日本の教育機関に留学する方で、経済的な理由により修学が困難である方に対して奨励費を給付する制度です。日本語教育機関の場合は月額30,000円が、大学等の教育機関の場合は48,000円が半年もしくは1年支給されます。来日前は予約者としての選出、来日後は学校を通して応募が可能ですが、学校ごとに推薦可能人数が異なるため、学校によっては申し込みができないこともあります。また、学業面、資格等の応募条件があります。

4.地方自治体・国際交流団体の奨学金
(公財)神戸国際コミュニティセンターによる神戸市留学生奨学金(神戸・菅原奨学金)の受給は留学のVISAを持っていて、神戸市内の大学または大学院に正規の学生として在学していること(学部制は3年次以上)と、他の奨学金を受けないことが応募資格です。支給期間は原則1年間で8万円/月、募集人数は30名です。3倍近い倍率となっています。

(公財)神戸学生青年センター
こちらは兵庫県の学校に在学する4~10名の留学生に5万円/月を支給する奨学金です。対象はアジア地域からの学生に限定されており、返済の必要がない奨学金です。学校を通して申請書を提出し、抽選によって選考されます。

5.学校独自の奨学金、授業料減免制度
大学独自の奨学金や授業料減免制度については、それぞれの学校で条件や内容が異なります。例えば、神戸大学のWebサイトに掲載されている奨学金情報はコチラですが、このように対象者や支援内容も様々です。まず留学希望先の学校に問い合わせてみてください。


奨学金情報は年によっても状況が変わります。こまめに情報をチェックすることをオススメします。
(参照情報 Study in Japan)