今回は日本に留学してみたいと考えている留学生の皆さんにきっと役立つ、留学生のお財布事情を特集します。憧れの留学にいくらかかるのかを知ることで、計画的に留学準備ができ、留学後の安心にも繋がることでしょう!
1.そもそも日本での生活にはいくらかかる?
まずは神戸に留学中の2名の先輩の例を参考にして、留学にかかる費用をみてみました。
すると、小さな違いはあるものの、二人とも1年間でおよそ220万円がかかっていることが分かりました。(出典:神戸市内の大学からのヒアリングアンケートより)
神戸大学(国公立大学)1年生のAさんの場合
項目 |
メモ | 金額(円) | 金額(ドル) |
学費 |
入学金 | 282,000円 | $1,974 |
授業料(1年) |
535,800円 |
$3,750 |
|
家賃(1年) | 留学生用寮のルームシェア40,000円/月 (水道光熱費含む) | 480,000円 | $3,360 |
食費 |
月2-3回の外食含め 40,000円/月 | 480,000円 | $3,360 |
交通費 | 電車利用 10,000円/月 | 120,000円 |
$840 |
電話・通信費 |
7,000円/月 | 84,000円 | $588 |
健康保険料 | 2,000円/月 | 24,000円 | $168 |
その他 | 15,000円/月 | 180,000円 |
$1,260 |
計 | 2,185,800円 |
$15,300 |
流通科学大学(私立)4年生のBさんの場合
項目 |
メモ | 金額(円) |
金額(ドル) |
学費 |
800,000 | 800,000円 |
$5,600 |
家賃(1年) |
ワンルーム一人暮らし 53,000円/月 (水道光熱費含む) | 636,000円 |
$4,452 |
食費 |
月1-2回の外食含め 35,000円/月 | 420,000円 | $2,940 |
交通費 | 電車利用 8,000円/月 | 96,000円 |
$672 |
電話・通信費 |
4,000円/月 | 48,000円 | $336 |
健康保険料 | 3,000円/月 | 36,000円 | $252 |
その他 | 15,000円/月 | 180,000円 |
$1260 |
計 |
2,216,000円 |
$15,512 |
※レートは2023年7月のものを使用
学費について
神戸にある大学の年間の授業料は50万円前後の学校から150万円前後の学校まで、コースや専攻によっても様々です。また、一定の条件によって減免の制度があったり、奨学金を利用できたりと様々なので、気になる学校を見つけたらまずは問合せてみてください。
神戸の大学で利用可能な奨学金についてはコチラを参考ください。
家賃について
学校が寮を所有している場合、こちらを利用するのが一番費用を抑えられることが多いです。ただし受け入れ可能人数や入寮のタイミングには条件がある場合もあります。学校に問い合わせることをオススメします。
また、神戸市の市営住宅で暮らすこともできます。申し込み後の審査に1か月程度がかかること、および先着順のため埋まってしまっている場合もあることにご注意ください。
日本ではルームシェアは海外ほど一般的ではないため、ワンルームのマンションやアパートに暮らす人が多いですが、シェアハウスも人気が高まってきています。共同部分をシェアすることで、生活費用を抑えながら友達を増やせるので、気になる方は「神戸市 シェアハウス」などで検索してみてください!
食費について
節約したい場合は家で食事を作るのがオススメですが、学校の食堂や定食屋さんでも比較的安く食べられます。特に学校がある地域の飲食店では、学生向けの割引(学割)がある場合もあるため、お店の隅々までチェックしてみましょう!日本の食材の物価はコチラの記事を参考にしてください。
交通費や通信費について
通学用の定期券や携帯電話を利用する際にも、学割を持っている会社は多くあります。学生証や通学証明書など、学生である証拠が必要となりますので、お忘れなく。また、物理的なSIMカードを使わないe-SIMを利用することによって少し費用を抑えられることもあるので、利用する携帯会社は事前に調べておくことをオススメします。
健康保険料について
けがや病気で治療を受ける際の自己負担が30%になる制度です。(ただし保険診療適用外のものは除く)日本に3か月以上滞在する外国人は、国民健康保険に入ることが義務付けられています。保険料は前年度の所得によって計算され、一定基準以下の場合は保険料が減額される仕組みがあります。こちらは申告が必要なので、住んでいる地域での申告方法を確認してください。
節約につながるポイント制度
各種の割引を使って支出を減らすことも一つの方法ですが、日本の多くの店舗・サービスにおいて導入されているポイント制度も見逃せません。複数の種類の店舗で貯めたり使ったりできるポイントをうまく活用することによって、お得に生活をすることができます!
一方で、留学生はアルバイトなどでどのくらいの収入を得ているのでしょう?
現在、留学を目的に日本に来ている外国人は、年間130万円までは非課税で収入を得ることができます(※)。大学生に人気のアルバイトや探し方については、こちらの記事を参考にしてください!
※学校の種類によっては非課税の対象にならない場合があるので、学校に確認してください。
以上、神戸で暮らす留学生のお財布事情特集でした。
今回の記事が、楽しい留学計画の参考になりますように!
その他、神戸留学に関するお役立ち情報はコチラ!