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神戸で夢を叶える!神戸・菅原奨学生の声



「神戸・菅原奨学金」とは?

神戸市には、神戸市内の大学や大学院で勉強する私費留学生を支援するための「神戸市留学生奨学金(神戸・菅原奨学金)」があります。この奨学金は、神戸市が1985年に創設し、1988年に故・菅原一郎氏による10億円の寄付を活用し、アジア諸国等から神戸に来て学んでいる私費留学生を支援するものです。

神戸・菅原奨学金の概要

対象者  :神戸市内の大学に在籍する学部3年生以上および大学院生の外国人私費留学生
    
(留年生を除く)、かつ他の奨学金を受けていない者
支給額  : 月額8万円(支給期間は1年間)
応募方法: 神戸市内の大学・大学院の窓口に必要書類を提出すること(大学の推薦が必要)
注意事項: 詳細の応募条件等は大学・大学院の窓口にご確認ください。


2024年度には16か国・地域から30名の留学生が奨学生として採用されました。今回は2024年度の神戸・菅原奨学生、Makhmadkulov Dalerjon Vafokulovich(ダレル)さんに神戸での留学生活や神戸・菅原奨学金に合格するためのポイントについてインタビューをしてみました。

   

ダレルさんに聞きました!なぜ神戸を留学先に選んだのですか?

「同国出身の先輩から、神戸は留学生が多く、住みやすい街だと聞いたので、神戸を選びました。」

大学での学びは?

「1~2年生では経済学や商学を学び、3~4年生ではホテルと観光ビジネスに焦点を当てました。特にビジネスの授業が好きで、ビジネスプランの作成方法など、ゼロからビジネスを立ち上げるコースに参加しました。大学のビジネスプランコンテストでは、200人の参加者の中からベスト7に選ばれることができました。」



神戸での暮らしは?

「とても楽しいです。周りの学生がとても向上心に溢れて、私にとってもすごく刺激になっています。また、神戸国際コミュニティセンター(KICC)の存在が大きいです。KICCのイベントに参加することで、たくさんの友達ができ、ネットワークも広がりました。神戸市内の観光も楽しんでいます。『はっぴぃめもりーパスKOBE』を利用して、神戸市内の文化施設をたくさん回りました。」

※神戸市の外郭団体である神戸国際コミュニティセンター(KICC)が、神戸市内の大学・短大・専修学校に在籍する留学生に対して発行しているパス。市内の文化・社会教育施設等に無料で入場できる。

神戸・菅原奨学金を知ったきっかけは?

「一回生の時に、大学の先生に教えてもらいました。その際に、先生から就職活動をはじめ、奨学金の申込にも役立つ二つのアドバイスをいただきました。一つ目は、大学在籍中にできるだけ早く単位を取得すること。二つ目は、課外活動に積極的に参加するということです。そのアドバイスを受けて、学業と課外活動に精力的に取り組んできました。」


「キッズ国際ひろば~ウズベキスタンの紹介~」



神戸・菅原奨学金選考合格のポイントは?

  1. 課外活動への積極的な参加
「一回生の時から課外活動に積極的に参加してきました。日本経済大学のユネスコクラブでの活動や、日本のNPOと協力してフィリピンでの国際ボランティア活動に参加しました。また、KICCの国際交流イベントにも積極的に参加し、企画も行いました。特に印象に残っているのは、『INTERNATIONAL RUNWAY』というイベント(ファッションショー)で、他の市内留学生と協力して実施しました。」
 
  1. 目標・目的の明確化
「願書には奨学金の使い道を書く必要があります。私は卒業論文の研究のためにイスラム教徒が多い国を訪問するという使い道を書きました。実際にサウジアラビアにフィールドワークに行き、卒業論文を完成させました。神戸・菅原奨学金の最終発表会で、報告するのが楽しみです。」


神戸・菅原奨学金に合格した感想は?

「うれしかったです。神戸・菅原奨学金のおかげで、より勉強に集中することができました。特に、サウジアラビアへのフィールドワーク、日本語と英語の勉強、さまざまなインターンシップなどに参加することができました。そして、神戸・菅原奨学金に合格したおかげで、自分より優秀な学生たちに出会えて、新たな挑戦をするきっかけになりました。」

留学を考えている人へのメッセージ

「神戸には留学生へのサポートが充実しています。神戸国際コミュニティセンターや神戸・菅原奨学金などの制度もそのひとつです。留学前にしっかりと目標を立て、計画的に取り組んでください。挑戦するあなた、ぜひ『新しい世界の扉』を神戸で開いてください!」