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ボランティア活動で神戸の人や自然と触れ合う 

神戸電子専門学校 3DCGアニメーション学科
黄小菊/Huang Hsiao Chu
台湾(2020年3月来日)

日本への留学を決めた背景を教えてください。

高校2年生の時に、広島で10日間のホームステイを体験したことがきっかけです。
当時は自分がまだ日本語を話せず、ホストファミリーも英語や中国語を話せなかったので、ジェスチャーや絵を書いて会話をしました。それでも日本での滞在が楽しかったため、高校卒業後に日本への留学を決めました。

留学の意思を告げた時、家族の反応はいかがでしたか?

すぐには同意してくれませんでした。そのため2年かけて自分で日本語の勉強をして、留学に必要なN2(日本語能力試験2級)を取得し、留学を認めてもらいました。

日本語はどうやって勉強しましたか?

日本語は、学校には通わずに独学で勉強をしました。漢字は台湾のものと似ているので比較的簡単でしたが、会話については台湾ではなかなか練習が出来ず、難しかったです。広島で出会った友人と電話をしたり、オンラインミーティングを利用したりして日本語を練習しました。

日本の中でも神戸を留学先に決めた理由はなんですか?

日本に留学する前に関西へ旅行に来て、京都、大阪、神戸に行ったのですが、綺麗な街と雰囲気が気に入ったため神戸に決めました。神戸生活の魅力は、海にも山にもすぐに行けることだと思います。六甲山からの景色が特にお気に入りです。

今の学校はどうやって見つけましたか?決め手はなんでしたか?

高校でもアニメーションを勉強していたので、専攻はアニメーションに決めていました。大きなキャンパスに多くの学生がいる生活に憧れがあり、可能であれば大学への留学を希望していました。しかし、費用面で専門学校を選ぶことにしたため、神戸の中でも施設が充実している神戸電子専門学校を選びました。学校は、自分でインターネットを使って見つけました。

卒業後の進路はどう考えていますか?

日本でアニメーションの会社で働きたいと思っています。台湾にいる家族も、日本で働くという目標を応援してくれています。

来日前に想像していた生活と比べて、実際の生活はどうですか?

留学前は日本のドラマをたくさん見ていて、その生活を想像していました。近所同士の深い付き合いがあったり、友人関係では小さなグループで仲良く過ごしたりするイメージでしたが、実際は少し違っていました。ただ、日本の女の子たちはドラマの中同様、オシャレで可愛いと思います。

日本に来てから挑戦したことは何かありますか。

課外活動を積極的に行いました。神戸の田舎で農作業やお米の販売、植林をお手伝いするボランティアに参加したり、キックボクシングを習ったりしました。専門学校には大学のような「サークル」は少ないため、自分でSNSやインターネットを使ってこれらの団体を見つけました。日本人との交流が出来て、自然にも触れあえるので非常に楽しいです。

海外留学をしようと考えている自国の学生へのメッセージ

神戸への留学は本当に楽しいですよ!東アジア人は特に、外見では外国人だと気づかれないこともあるので、自分から日本人に声をかけることをオススメします。個人の経験ですが「留学生は英語を話せる」と思われることが多いので、英語も少し勉強しておくと良いかもしれません!