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留学経験を活かして女性の就労環境を改善していきたい

神戸大学 経済学研究科
黄子芮/Kou Shi Zei
中国・遼寧省(2019年10月来日)

日本を留学先に選ばれたきっかけは何ですか?

日本を選んだ理由は文化と教育レベルです。中国と日本は歴史的な繋がりが深く、日本文化が身近にあります。日本の教育レベルは高いため、先進的な専門知識や「多文化理解」を学び成長したいと思い日本での進学を決意しました。

日本のなかでも神戸を選ばれた理由を教えてください。

神戸は明治(1868年~1912年)以来「日本の窓口」としてグローバルで多様性に満ちた国際都市であることが選択の大きな理由です。また、神戸と中国は深いつながりがあります。例えば、中華街、パンダ、華僑歴史博物館など。神戸には、学術レベルの高い神戸大学もあって、神戸を魅力的に感じました。

大学院ではどのような研究をしていますか?

専門は経済学です。私の研究テーマは「子育て支援と女性の就業に関する分析」です。日本政府は少子高齢化による深刻な労働力不足問題解決のために、女性労働力活用という経済政策を打ち出しました。女性の就業率を高める上で、育児支援が重要なホイントであることがわかっています。私は世界における様々な労働状況を調べて、先行研究を参考に女性が活躍できる場を確保する解決策を考案しています。

神戸の魅力を教えてください。

神戸の魅力は、自然環境とまちの雰囲気です。神戸は山と海があり、住みやすいです。また、毎朝、通学途中にすれ違う人と「おはよう」とあいさつをするなど、家のような温もりを感じることができ、ずっと神戸に住みたいと思っています。

休みの日は神戸でどのように過ごしていますか?

私は毎週日曜日、中国語教室でボランティアをしています。母国語が中国語の私は、さまざまな国出身の、中国語を学ぶ人達とコミュニケーションをとりながら中国語を教えています。

また、「KOBE学生地域貢献スクラム」というボランティア活動にも参加しています。去年は、水道筋商店街の活性化というテーマの活動を参加し、今は小学生の課外活動支援と留学生への神戸PRプロジェクトに参加しています。

日本で学んだことを、今後どのように生かしていきたいですか?

現在、育児休業政策と子育て支援政策について研究を進めています。男性の育児休業取得が女性の雇用拡大につながるという経済理念のもと、女性のみならず男性にも積極的な育休取得推進が行われつつあります。同時に私自身の行動として、女性就職活動支援のボランティア活動にも参加しています。

日本で学んだことを活かして、女性の就職活動を支援していくような働きかけをしていきたいと考えています。

神戸(日本)への留学を検討している人へメッセージをお願いします。

神戸留学は本当に楽しいです!生活は便利で、アルバイトも見つけやすい!出会う人はフレンドリーだし、外国人へのサポートも充実。また、神戸には留学生が多く、外国人の友達もたくさんできます。ぜひ神戸に来て、勉強と学生生活を楽しんでください!