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神戸の社会課題解決に貢献する

社会福祉法人神戸海星会 地域密着型特別養護老人ホーム うみのほしルルド /
社会福祉法人イエス団 神戸高齢者総合ケアセンター 真愛あらたホーム
アン リット AN DRISSTT(左)/ ボン ヌ カソン BON NUER K‘SON(右)
ベトナム(2022年10月来日)(左)/ ベトナム(2022年10月来日)(右)
神戸国際大学

神戸モデルを活用して来日した経緯を教えてください。

カソン:ベトナムで看護の専門学校を卒業しましたが、宅配の仕事をしていました。専門学校の先生から勉強したことを活かして日本で働けるプログラムがあると聞き、日本で働くことに興味を持ちました。調べていくと、渡航費用、授業料、滞在費用が無償のプログラムであることが分かり、とても魅力的に感じました。リット君を誘ったところ「カソン君が行くなら一緒に行くよ」と言ってくれたので一緒に来日しました。家族も応援してくれました。
リット:お姉さんが日本に住んでいることもあり、日本に馴染みがありました。カソン君から神戸モデルのプログラムを教えてもらい、不安もありましたが一緒に行けるなら心強いと感じ、一生懸命勉強して来日しました。

なぜ現在の施設を就職先に選びましたか?

リット・カソン:いくつかの職場から選ぶことは出来ましたが、現在私たちが働く施設には外国籍の職員が複数勤務しているので、馴染みやすいのではないかと大学の先生から教えてもらい面接を受けました。

お仕事内容や働き方について教えてください。

リット・カソン:利用者さんの食事、お風呂、歯磨き、トイレなど日常生活の介助が主な仕事です。健康状態など気づいたことを記録したりて報告するのも大切な業務の一つです。施設に来るのは週4日で、木曜日は終日日本語や介護知識について研修を受けています。お休みは週2日です。

苦労していること、楽しいことはありますか?

リット:まだ日本語に自信がないので申し送りが難しいです。利用者さんとコミュニケーションを取るのを楽しんでいます。
カソン:やはり言葉の壁で苦労することがあります。イレギュラーなことが発生すると日本語で記録するのがとても難しいです。お祭りなどイベントの準備を利用者さんと一緒に取り組んだりするのは楽しいです。

職員の方との交流はありますか?

リット:仕事終わりにみんなで食事に行ったり、職場のサークルでフットサルをしたりして楽しんでいます。他の職員の方は日本語をゆっくり話してくれたりるなど優しい方ばかり。職場の雰囲気も良く、ずっとここで働きたいと思っています。
カソン:現在の施設にはベトナム人が4名働いていて心強いです。他にも計11名の外国籍の職員が働いていて休憩時間にはコミュニケーションを取っています。リット君の職場のフットサルサークルに入れてもらって一緒に楽しんでいます。

日本に留学を検討している方にメッセージを下さい!

リット・カソン:日本語をしっかり勉強してから来日する方が良いです。神戸モデルでは週1回オンラインで4か月程日本語の勉強をして来日しましたがそれでは不十分で、来日後の大学の授業も苦労しました。JLPTのN4くらいはベトナムで取得してから来日すると大学での授業も理解が深まると思います。

職場の方の声

リット:真面目にお仕事に取り組んでくれています。職場のメンバーからも可愛がられています。
カソン:利用者さんからの評判も良く、お仕事も前向きに取り組んでくれて頼りになります。